2022年3月12日土曜日

京王線 データイムダイヤ(2022年3月12日改正)

2022年3月12日 公開

▲下りダイヤ

▲上りダイヤ

■ダイヤ改正のポイント

特急の停車駅に笹塚と千歳烏山が加わり、特急準特急が統合されました。
・新宿駅での発車時刻が改められ、北野方面へ向かう特急が10分間隔で利用できるようになりました。
・下りでは笹塚駅で特急区間急行が接続するようになりました。(快速は旧ダイヤでも準特急と接続していました)
・上下線ともに半数の各駅停車が桜上水駅で特急の待避を行うようになりました。

 一番大きな変更点はやはり特急の停車駅増加でしょうか。笹塚~調布間は相模原線直通の列車も運転されていることもあり、非常に多くの列車が走行されています。そのため、従来は新宿~調布間については最小限に停車駅を絞った列車を設定することで遠近分離を図っていましたが、今回のダイヤ改正で特急が近距離輸送も担うことになり、これまでの多様な種別設定で様々なニーズに応えていた京王らしいダイヤが薄まったような印象は否めません。
 また、下りでは笹塚駅で特急区間急行が接続するようになりましたが、調布までの停車駅は3駅違うものの、仙川やつつじヶ丘へは特急に乗車した上で千歳烏山で後続の各駅停車に乗り換える方が早く着くため、都心から区間急行を利用する場合は実質つつじヶ丘専用の種別となっており、非常に微妙な立ち位置となってしまっています。
 当然特急の停車駅増加により利便性・速達性が向上した駅も多いのですが、その一方で特急が担う役割が非常に大きくなったため、下級優等種別との棲み分けが少し課題のように感じられます。

(参考)
・公式HPのニュースリリースはこちら
・旧ダイヤのパターン図はこちら