2022年2月20日 公 開
2022年3月12日 最終更新
▲下りダイヤ |
※ 上図は基本的なパターンを示したものであり、列車によって運転区間や駅の発着時間、接続・待避駅は異なります。
■ダイヤ概要
小田急小田原線の夕ラッシュ時間帯は30分サイクルで運転されており、代々木上原~成城学園前間では1時間あたり特急が4本、快速急行が6本、急行が8本、準急が4本、各駅停車が10本の計32本が運転されています。
特急は1時間あたり新宿~小田原間で運転されるものが2本、新宿~藤沢間で運転されるものが1本、東京メトロ千代田線と直通して北千住~本厚木間で運転されるものが1本それぞれ設定されています。
快速急行はすべて新宿発で、小田原行き(ピーク時間帯以外は新松田から急行)、多摩線に直通する唐木田行き、江ノ島線に直通する藤沢行きが1時間あたりそれぞれ2本ずつ運転されています。いずれの列車も登戸と新百合ヶ丘で準急または各駅停車と接続しているほか、藤沢行きについては向ケ丘遊園では急行小田原行きを追い抜くため、新百合ヶ丘駅で小田原方面への乗り換えることができます。
急行は1時間あたり8本運転されていますが、その内訳は新宿発小田原行きが2本、新宿発新松田行き(ピーク時間帯以外は相模大野から各駅停車)が2本、新宿発藤沢行きが2本、千代田線直通の伊勢原行きが2本となっています。千代田線直通の列車は時間帯によりますが代々木上原で快速急行と接続しています。なお、夕ラッシュ時間帯に運転される下りの急行はすべて経堂駅を通過します。成城学園前では準急または各駅停車に乗り換えることができるようダイヤが組まれています。そして、登戸ではすべての急行が各駅停車と接続し、向ケ丘遊園では藤沢行きを除き特急または快速急行の待避を、新百合ヶ丘ではすべての急行が準急または各駅停車と接続しています。
準急は1時間に4本運転されており、すべてが千代田線直通で本厚木行きと成城学園前行きが2本ずつ運転されています。なお、代々木上原では新宿発の急行と接続しています。準急はこの時間帯すべての急行が通過する経堂駅への速達種別として機能するとともに、経堂以遠では喜多見駅と和泉多摩川駅は通過するものの各駅停車の補完としての役割を果たしています。なお、途中で各駅停車を追い抜くことはありません。
■まとめ
小田急小田原線の夕ラッシュ時間帯は代々木上原~登戸間の複々線を存分に活用しつつ、代々木上原駅では新宿発の優等列車と千代田線直通の列車が、成城学園前・登戸・新百合ヶ丘では快速急行や急行と準急や各駅停車とが相互に乗り換えられるよう工夫されたダイヤとなっています。