2022年2月26日土曜日

西武池袋線 夕ラッシュ時下りダイヤ(2021年3月13日改正)  ※ 過去のダイヤ

 2022年2月26日 公  開
2022年3月12日 最終更新

▲下りダイヤ

■ダイヤ概要

 西武池袋線の夕ラッシュ時間帯は池袋~飯能間では30分サイクルのダイヤが組まれており、ピーク時間帯では池袋発の列車は30分あたり特急が1本、急行が2本、快速が1本、準急が3本、池袋線系統の各駅停車が2本、豊島線直通の各駅停車が2本の計11本運転されています。それに加え、練馬駅からは有楽線直通列車が合流し、30分あたり快速が1本、各駅停車が3本追加されます。
 特急は西武秩父行きと飯能行きがそれぞれ60分毎に運転されていますが、池袋~飯能間はちょうど30分毎となるようなダイヤで設定されています。所沢駅では快速飯能行きと接続します。
 急行は池袋発飯能行きが30分あたり2本設定されています。この時間帯すべての急行が石神井公園で各駅停車と、ひばりヶ丘駅で準急とそれぞれ接続しています。池袋駅の発車時刻は10・20分となっていますが、0分発の特急と合わせて10分毎に利用できるようになっています。ただし、西武鉄道の特急は有料列車となるため、池袋から所沢以遠へ乗車券のみで利用する場合は25分発の準急に乗車した上で練馬駅で快速に乗り換えることでも利用できるので、池袋から所沢以遠への有効本数は毎時6本確保されているのですが、有効本数の列車間隔は最大15分開いてしまっています。
 快速は池袋発所沢行きと有楽町線直通飯能行きがそれぞれ30分毎に運転されています。池袋発所沢行きは練馬駅と石神井公園駅で各駅停車に接続しており、終着の所沢駅では後続の急行に乗り継ぐことができるダイヤとなっています。有楽町線直通飯能行きは練馬駅で西武池袋発の準急と接続し、所沢駅では特急の接続待ちをします。いずれの列車も特急以外に追い抜かれることはありません。
 準急は池袋駅発小手指行きの列車がピーク時間帯には30分に3本運転されています。その内1本は練馬駅で快速の接続待ちをし、途中特急の待避もあります。残り2本はいずれもひばりヶ丘駅で急行の接続待ちをします。なお、3本とも東長崎駅で各駅停車を追い抜くため、練馬駅で各駅停車に乗り換えることで池袋から中村橋・富士見台・練馬高野台の各駅へ先着することができます。また、終着の小手指駅では後続の急行または快速に乗り継ぐことができます。
 池袋発の各駅停車は30分あたり4本運転されており、2本が石神井公園方面行き、2本が豊島園行きとなっています。ただし、豊島園行きについては練馬駅で石神井公園方面へ向かう有楽町線直通の各駅停車と接続しているため、区別なく利用することができます。この時間帯はすべての各駅停車が東長崎駅で優等列車の待避を行うため、池袋から江古田・桜台へ向かう場合や椎名町から練馬方面へ向かう場合は必ず待避が強いられることとなります。また、すべての各駅停車が終着駅で後続の快速または準急に乗り継ぐことができるようになっています。

■まとめ

 西武池袋線の夕ラッシュ時間帯ダイヤについて、練馬駅では池袋線系統の列車と有楽町線直通列車ならびに豊島線直通列車との接続が相互に図られており、石神井公園駅とひばりヶ丘駅では緩急接続がしっかりとられているダイヤとなっています。さらに、途中駅止まりの列車については必ず後続の列車に乗り継ぐことができるようなダイヤとなっており、利便性の高い遠近分離型のダイヤになっている印象です。